約 1,353,231 件
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/92.html
「クレイグさーん…」 彼女は学生としての日常を送る裏で今まで共にいた仲間を探していた。 「アイシャさーん…」 しかし、彼女の知る人物は1人としていなかった。 「ネギ先生ー?ゆえー?ハルナー?」 魔法世界の遺跡で出会ってから冒険者として共に旅をした仲間も、魔法世界に来る前からのクラスメートも、想い人の先生も、大切な友人も。 宮崎のどかが 新宿 のあちこちを探しても、彼女を知る人物は見つからない。 「どうしてこんなことにー…」 のどかは公園のベンチに力なく腰掛けて、溜め息を吐いた。 長い前髪の奥に隠れている目には陰鬱さが浮かんでおり、とても心細そうだった。 魔法世界に来た途端、謎の敵から襲撃を受けたと思ったら転移魔法で飛ばされ、気付けばのどかは遺跡の中に独りぼっちになっていた。 傍にはネギ先生も夕映もハルナもおらず、現状を嘆くしかなかったが、 幸いなことにクレイグが率いる冒険者集団に拾ってもらい、なんとか生きながらえることができた。 冒険する遺跡の先々で「鬼神の童謡」と「読み上げ耳」も手に入れ、図書館探検部でいつしか身に着けたスキルを生かしてチームに貢献できたこともあって順調だった。 しかしオスティアでネギ先生と合流するための旅費を稼ぐべく、新たに入った遺跡で見つけた宝の中に『それ』はあった。 「契約者の鍵」。今現在ものどかが所有しているそれを、財宝の山から初めて拾い上げるまでの瞬間で記憶は途切れている。 のどかはまた飛ばされ、この 新宿 で独りぼっちになってしまった。 「ウジウジしてたって何も進まないわよ、ノドカ」 不意にのどかは背中を何者かに叩かれ、「ひゃー」と間の抜けた声を出しながら前のめりにこけた。 地面に手をついて振り向くと、そこには緑色の肌をした長身の女性が立っていた。その背丈は2mを超えている。 女性は背中をポンと軽く叩いたつもりだったが、のどかにとってはかなりの強打となったようで、痛そうに背中を撫でている。 厳密には 新宿 に来たのどかは最初から独りぼっちではない。 サーヴァントを従えて聖杯という万能の願望機を巡って殺し合う戦争――聖杯戦争で共に戦うこととなったサーヴァントが傍にいた。 バーサーカーのサーヴァント、シーハルクが現界していた。 「で、でも、聖杯戦争なんてー…私、人殺したくないしー…でもここから出ようとしても出られないしー…」 服に付いた塵を払いながらのどかはこぼした。 のどかは仲間を探す過程で新宿の外に出ようともしたのだが、橋を渡ることはできても 亀裂 の向こう側へ行くことは透明な壁に阻まれてできなかった。 そもそも、新宿が20年程前に 魔震 が起きて 亀裂 によって外と隔絶された街になってしまったなど聞いたことがない。 のどかは今いる 新宿 も、魔法世界のように別世界なのではないか、と考えていた。 「あなたを見てると昔の私を思い出すわ」 のどかを見ていたシーハルクはため息交じりに言う。 シーハルク――ジェニファー・ウォルターズはブルースから輸血を受けてシーハルクに変身できるようになるまではおどおどした性格だった。 しかし、後に変身自体を楽しむようになって自分に自信が持てるようになり、明るく奔放な女性になったという経緯がある。 「けどー、バーサーカーさん――」 「けど、じゃない!」 弱音を吐こうとするのどかを遮ってシーハルクは強い口調で言う。 その巨大な体躯に圧倒され、のどかは思わず一歩後ずさってしまう。 腰に手を当て、真剣な目でのどかと向き合っていた。 「あなたはこれから何をしなくちゃいけないの?」 「えっとー、ネギ先生やみんな…クレイグさん達と合流することですー…」 「その人達と合流するにはどうしたらいいと思う?」 「この世界から誰とも戦わずに魔法世界に帰るのが一番平和かなーって…」 「じゃあどうやったらその魔法世界とかに帰れると思う?」 「で、できないですよそんなのー…私はネギ先生やゆえみたいに魔法上手じゃないですしー…」 「甘い!!」 再度のどかに対してシーハルクは喝を入れた。 「できるできないじゃなくて、やるのよ!手段が見つからなかったら探せばいい! 裁判だって証拠がないと勝てないから、弁護士は必死にそれを見つけようと努力するのよ! それとも、ノドカの戦いは裁判が始まる前から敗訴してるのかしら?」 「私はー…」 「私はもう一度…ネギ先生やみんなに会いたいです!」 ネギ・スプリングフィールド。もはやただの担任の子供先生ではなく、魔法使いであり、自分の想い人。 辛い過去を背負いながらも偉大な父を追ってめげずに頑張る姿を見て、のどかは何度も勇気をもらった。 引っ込み思案な自分でも、できることがあるかもしれない。 今も魔法世界でネギも、夕映も、皆も頑張っているはずなのに、こんなところで弱音を吐いて立ち止まってなんていられない。 「バーサーカーさん…あなたの力を貸してくれますかー…?」 「もっちろん!私は弁護士でアメリカンヒロインだからね!前衛は任せといて!」 シーハルクはウィンクをしながら、筋肉の詰まった腕をみせつけるように親指を上に突き立てた。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 シーハルク@ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3 【パラメータ】 筋力A+ 耐久A+ 敏捷B+ 魔力D 幸運B 宝具A 【属性】 秩序・善 【クラス別スキル】 狂化:E 通常時は狂化の恩恵を受けない。 その代わり、正常な思考力を保つ。 外交的で激しい性格が表に出ている。 【保有スキル】 怪力:A+ 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 筋力のランクが上がり、持続時間は「怪力のランク」による。 真名解放すると強化され、筋力の上昇量2倍かつ効果が永続するようになる。 弁護人:A 依頼を受けて法律事務を処理する弁護士。弁論、口述に長けている。 交渉・コネクション形成から口論・罪科の回避まで幅広く有利な補正が与えられる。 さらに、敵に異議を申し立てることで敵の直前の行動を低確率でキャンセルすることがある。 フォースウォール・スマッシュ:E- たまにバーサーカーの言動がとある次元を認識したものになる。 能力の詳細は不明であるが、知ってはならない次元への干渉、 世界のあらゆる存在にとってのタブーとされるものらしい。 似たような能力を持つ者にデッドプール@X-MENがいるが、 こちらは重度の精神汚染の結果として発現して宝具『第四の壁の破壊』として扱われている。 シーハルクのそれは宝具ではなくスキルでランクも低く、運命干渉、現実改変といった効果もないためほぼ死にスキルである。 知り得ぬ情報の知覚こそできるが役に立たないものが殆ど。 【宝具】 『不慮の事故にご注意(テリブルアクシデント)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:? 最大捕捉:? 敵が不慮の事故に遭いやすくなる、いわば敵に降りかかる不幸。 戦闘時に自動で発動する。 戦闘中、敵は幸運をE-ランクにまで下げられ、市街地での戦闘中において不慮の事故(主に交通事故)に低確率で巻き込まれる。 道路上に立っていれば、そこに車が突っ込んでくるかもしれない。 過信は禁物だが、下手をすれば逆転への糸口となる可能性も秘める宝具。 『これが新しいわたし(センセーショナル・シーハルク)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 従兄弟のブルース(ハルク)からの輸血を受け、シーハルクへ変身した自分をエンジョイする様になったジェニファー・ウォルターズの肉体そのものが宝具。 ハルクに匹敵し得る非常に高い筋力と耐久を持ち、ウルヴァリンほどではないがダメージ回復が速い。 さらに、真名解放することでその身体能力をさらに強化することができ、 筋力耐久敏捷にプラス補正がかかる上に怪力の筋力上昇効果が倍増して永続するようになる。 その分、魔力消費量も倍増するのでマスターへの負担を念頭に置かなければならない。 『巨人血液γ型(インクレディブル・ブラッド-TYPEγ)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1 ブルースから輸血を受けた結果、シーハルクへ変身できるようになった逸話からくる宝具。 バーサーカーの体内を流れる血液そのものが宝具。 輸血などでバーサーカーの血が体内入った人間は、バーサーカーと同じように肌が変色して超人的な腕力、強靭な皮膚と回復力を持つ身体へと変身できるようになる。 理論上バーサーカーを利用すれば超人を量産できるが、聖杯戦争による制限で変身している間はその人間から魔力が消費されていくという難点がある。 乱用すればその人間は命の危機に直面するだろう。 【weapon】 たまに街灯などの公共物を鈍器に扱うことがある 【人物背景】 本名ジェニファー・ウォルターズ。 重症を負った際に従兄弟のブルース(ハルク)から輸血を受け、その影響で変身できるようになった弁護士。 ハルクと同様に、超人的な怪力や回復力を持つ。 ハルクと違い、変身後も理性を持つことが出来るが、その反面、抑圧されていた彼女本来の外向的で激しい性格が表に出るようになった。 変化は体だけでなく性格にも及び、以前のおどおどした所はなくなって自分に自信を持てるようになった。 シーハルクになった時の自分が好きらしく、平時もシーハルクのままでいる事が多い。明るく奔放な、力と知性を兼ね備えたヒロイン。 【サーヴァントとしての願い】 基本的にはノドカの力になりたいけど、せっかく現界したんだからエンジョイしたい 【マスター】 宮崎のどか@魔法先生ネギま!(漫画) 【マスターとしての願い】 魔法世界へ帰還し、ネギ先生やクレイグさんと合流する 【weapon】 鬼神の童謡(コンプティーナ・ダエモニア) 相手の名前を見破る魔法具。 名前を見破るときは相手が自分の存在を認識した状態で「我 汝の真名を問う(アナタノオナマエナンデスカ)」と言う必要がある。 ただし聖杯からの制限により、サーヴァントの真名まで看破することはできない。あくまでマスターに向けて使うべき。 『いどのえにっき』の名前が判らない相手には使えない弱点を補っている。 読み上げ耳(アウリス・レキタンス) 文字を読み上げる魔法具。 『いどのえにっき』の内容を自動で持ち主に伝え、絵日記を見るために相手から視線を外す必要がある弱点を補っている。 仮契約カード ネギと仮契約を結んでおり、「アデアット」と唱えるとアーティファクト『いどのえにっき』が顕現する。 『いどのえにっき』は本のアーティファクトで、対象となる人物の名前を呼んでから開くとその人物の表層意識を読むことができる。 有効範囲は半径約7.4m。 対象者に質問するとその質問に対する回答が現れる。 また名前を呼ばずに開くと使用者本人の表層意識が現れることになる。 複数の相手に縮刷版を一冊ずつ割り当て、リアルタイムで思考をトレースすることも可能。 戦闘支援や尋問においては、名前さえ判れば敵の思考や情報を引き出す事が出来る。 【能力・技能】 罠発見能力 図書館探検部で培った能力。 クレイグ達からも一目置かれていた。 読心能力 「いどのえにっき」「鬼神の童謡」「読み上げ耳」を駆使して相手の心を読む。 それぞれのアイテムのシナジーは抜群で、一瞬で周囲の人間関係が把握できるほど強力。 今回の聖杯戦争では、バーサーカーに前衛を任せるとともに敵の思考や情報を引き出して援護するのが主な戦法。 鬼神の童謡の制限の関係上、敵サーヴァントの真名を知ることができれば優位に立てる。 【人物背景】 ヒロインの一人で、主人公ネギ・スプリングフィールドのパートナーの一人である。 前髪で目を隠しているのが特徴。 過度の恥ずかしがり屋であり、男が苦手なので最初にネギに抱かれたときは抵抗感があったのだが、 ネギの優しさに触れることがきっかけで、ネギのことが好きになる。その想いはクラスでトップになるほど。 同じ図書館探検部に所属する綾瀬夕映とは親友であり、ネギ先生との仲を応援し合う仲。 また、本好きからみんなからは「本屋」の愛称で呼ばれている。勉強が得意なのだが運動が苦手で、よく転ぶ。 参戦時期は、魔法世界にてネギと合流する前(24巻)。 遺跡の探検で見つけた宝の中に契約者の鍵があった。 【方針】 脱出の糸口を探す
https://w.atwiki.jp/rg7jyd/pages/291.html
戻る GREAT INDIA
https://w.atwiki.jp/lovwiki/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/lovwiki/pages/2.html
メニュー カードリスト超獣 亜人 神族 魔種 海種 機甲 不死 イラストレーター アイテムリスト武器片手レイピア 剣 片手斧 両手両手斧 槍 杖 防具兜 鎧 盾 ストーリーモード第一章 第二章 第三章 第四章 ここを編集
https://w.atwiki.jp/lovplayroom/
LoV2.netギルド「playroom」のページへようこそ このページでギルド内イベントなどの告知をしていこうと思っています。 バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/274.html
「面白い見世物じゃった」 高田馬場・百人町に向かって舟の船首を向け、三人の娘を伴い、地獄の釜の底の様な争乱の 最中にある新国立競技場を後にする際、妖姫が口にした言葉がこれであった。 妖姫はメフィスト病院を後にして、せつらを求め<新宿>を当て所なく彷徨っていた、ジャバウォックに対する殺意は些かも揺らいでおらぬが、態々探し求めて殺すまでも無い。 次に出会えば必ず滅ぼすが、出会わなければそれまでだと割り切っている。 元より放埓気儘に生きてきた妖姫が、今更何かに捉われる事など有り得ない─────唯一つの例外を除いて。 そうしていたところで突如生じた巨大な神気を感知。 古の時代を思い起こすその気配に誘われて、競技場へ赴いた先で見たものは、太古の地母神“アシェラト”に変貌した人間と、ソレを討ち滅ぼした銀髪のアーチャーだった。 妖姫にも、これは驚嘆に値する出来事だった。“人が人以外の存在に変わる事など妖姫には別段驚くにも値しない。 例えば─────面を被ることによって、その面が模す存在、猿なら猿、虎なら虎の力を得る。 果ては他者の姿形どころか技能や精神までをも、面が表すもののそれに変え、秋せつらの面をつまらぬ男に被せ、せつらを二人にしてのけた面作りがいた。 例えば─────自身で作成した薬を飲み、己が内の獣性を解き放ち、姿形をそれに相応しい姿に変えた碩学がいた。 例えば─────人間に異なる生物の要素を植え付け、半獣半人の怪物へと変える技術が存在した。 例えば─────人に“神”を降ろす事により。或いは“神”を喰らうことによりその血肉を取り込み、文字通りの“現人神”と化した人間が居た。 例えば─────妖姫に血を吸われた者がそうだった。 それらを知る妖姫ですら、あのアシェラト女神は驚愕に値するする存在だった。 半獣人に作り変えるのとは訳が違う。凡百の悪魔に変えたわけでは無い。 あれ程の高位の古の女神を、如何なる術を用いたのか現世に蘇らせてのけた術者は賞賛に値した。 そして、その女神を、本来の力を到底発揮しておらぬとはいえ圧倒し、滅ぼしてみせたアーチャーに対する評価も改めた。 そして妖姫は、アシェラトとなっていた人間と愁嘆場を繰り広げている、アーチャーのマスター、一ノ瀬志希の顔を改めて覚えた。 それまでの妖姫にとっての一ノ瀬志希とは、路上の蟻と同じ、永琳が居なければ存在を気に留めるどころか、認識すらしないだろう。 永琳に対する評価が上昇した事で、一ノ瀬志希もまた、覚えておくべき顔の持ち主となったのだった。 そして妖姫は、その場から立ち去る二人を見逃した。 陽の下で戦うには永琳は手強い相手であり、魔獣から受けた傷も癒えてはいない。 血を啜るなり、紅湯に浸かるなりして傷を癒す必要が有った。 そうして妖姫は、激しい闘争の気配を感じ、飛翔して新国立競技場の外壁の上へと降り立ち、フィールドを睥睨した。 そして見た。広い競技場を所狭しと疾駆し、争覇する三人の剣士を。 縦横に武器を戦い方を縦横に変える紅い魔剣士を。 空間を跳び、神速の嫌疑を振るい、次元を斬り裂く蒼い魔剣士を。 そして─────その二人に囲い責めにされながら、僅かも譲らず戦い抜き、深淵を穿った黄金の英雄を。 凡そ人がその生涯に口にする米粒を遥かに上回る人間を見、殺し、血を啜ってきた妖姫ですら、過去に於いて見てきた者たちの中でも最上位に入る男達。 淀んでいた血が賦活する。萎えていた邪悪な意志が喚び醒まされる。 例えせつらが腑抜けていたとしても、この男達を捩じ伏せ、膝下に膝まずかせる事で、充分に釣り合う事だろう。 「ルシファーも存外気の利かぬ奴、この様な男達の存在を告げぬとは、私を踊らせたいのなら、此奴らの事を告げれば、意のままに踊ってやっても良かったのに」 あの“明けの明星”が何を考えて私を此の地に呼びつけたか知らぬが、どうでも良い。 最初に出会ったアーチャーといい、此の地には過去にも殆ど見た事がない輩共が数多いる。 それこそ、四千年の間に下僕とした二人、劉貴と秀蘭にも劣らぬ者達が。 従僕にしたい、そう思える存在が、まさか三人も一時に現れるとは。 過去に滅ぼしてきた国などよりも、あの男達の一人の方が遥かに価値がある。 あの様な者達がいるのならば、この街を過去滅ぼした国の様に変えてやることもやっても良い。 「しかし誰もが従いそうにないというのがな。ベイの如き輩を増やしても仕方がない」 血を啜って下僕にしても従うとは到底思えぬ。妖眼で縛るにしても縛れるとは到底思えぬ。 彼奴等を従僕とするのは不可能だろう。 「まあ部下とにするなら丁度良いサーヴァントが居る。彼奴なら秀蘭の代わりは充分に勤まるだろう」 とは言えその代わりを用意するのも一手間凝らさねばならないが。 その為の策を練る為に甲板に舞い降りた妖姫の眼に、新国立競技場から転けつまろびつ出てきた三人の娘が映った。 今日1日で散々地獄の底を這いずり回った、アナスタシア・鷺沢文香・橘ありすの三人だった。 常ならば認識すらしない。地を這う蟻を気にする人間がいない様に。 だが、今はあの魔獣に受けた傷が癒えていない。傷を癒す為に血を飲む必要があった。 男の血は熱く濃い。女の血は甘く薄い。この先最上の熱い血を持つ三人の男をその牙にかけるのだから、先ずは逆の味の血を持つこの女達で喉を潤そう。 精神的にも疲弊の極みにあった三人は突如現れた妖姫の美貌に全てを忘却した。美しいという言語すらが、仮初に用いられるほどの、人の理解や認識の範疇を超えた美。 気力体力充溢した状態でも忘我の態となるなら、疲弊しきった状態でなら己が生きていることをすら忘れ果てるだろう。 白痴のように立ち尽くした今の三人は意思を喪失し、妖眼の命じる儘に行動する木偶でしかなかった。 もし此処で妖姫が三人の格好に気付かなければ、三人の命運は此処で尽きていただろう。 妖姫にとっては、“アシェラト”に変貌していた者が誰か、などという事は心底どうでも良い事柄だった。 唯その“アシェラト”に変貌していた者が、メフィスト病院内で一戦交えたアーチャーのマスターと愁嘆場を演じていたからこそ、記憶に残っていたに過ぎない。 「お前達のその装束に見覚えがある」 嘗て<新宿>の吸血鬼達の長である“長老”孫である夜香、三万人のトルコ兵を串刺しにした吸血魔王カズィクル・ベイを縛った妖姫の妖眼が、この<新宿>に赤く輝いた。 その双眸を見た刹那。三人は思考はおろか人間性すらをも喪失した。 「お前達の様に、命に溢れた者が数多く居る場所を教えよ」 競技場で魔天をすら揺るがす妖戦を戦う三人の丈夫(ますらお)といい、あの神箭手といい、せつらといい。誰もが傷ついた身でその前に立つわけにはいかぬ相手だった。 特にせつらの前に立つ為には、傷を快癒させる必要がある。 この三人は使えぬ以上代わりを求める。その数が多ければ紅湯とし、少なければ飲み干す。 その思考の元に放たれた問いに、三人競い合う様に一つの答えを出した。 【四ツ谷、信濃町方面(新国立競技場周辺/1日目 午後2:30】 【ライダー(美姫)@魔界都市ブルース夜叉姫伝】 [状態]左脇腹の損傷(大。時間経過で回復)、実体化、せつらのマスターに対する激しい怒り、 [装備]全裸 [道具] [所持金]不要 [思考・状況] 基本行動方針:せつらのマスター(アイギス)を殺す 1.アイギスを殺す、ふがいない様ならせつらも殺す 2.ついでに見かけ次第ジャバウォックを葬る 3.セイバー(ダンテ)、アーチャー(バージル)バーサーカー(クリストファー・ヴァルぜライド)に強い関心。彼らを力づくで捩じ伏せたいと思っています 4.血を飲むなり紅湯に浸かるなりして傷を癒したい [備考] • 宝具である船に乗り、 新宿 の何処かに消えました • 一ノ瀬志希&アーチャー(八意永琳)、不律&ランサー(ファウスト)の存在を認識しました • セイバー(ダンテ)、アーチャー(バージル)バーサーカー(クリストファー・ヴァルぜライド)を認識しました • 人間を悪魔化させる者がいる事を知りました • 高田馬場・百人町方面に向かって移動中です • アナスタシア・鷺沢文香・橘ありすの三人を妖眼で支配しました • 部下としてあるサーヴァントに目を付けました 時系列順 Back 明日晴れるかな Next おじいちゃんといっしょ 投下順 Back 流星 影を切り裂いて Next おじいちゃんといっしょ ←Back Character name Next→ 46 It`s your dream or my dream or somebody`s dream 蒼のライダー(美姫) 58 For Ruin
https://w.atwiki.jp/lovwiki/pages/8.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/lovwiki/pages/10.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/lovwiki/pages/9.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/iwannabethewiki/pages/3965.html
製作者 I wanna be the新宿公園で韻踏む当然 DL先↓ http //www1.axfc.net/u/3682543